「シンプルだけど強力なマーケティング」をコンセプトにweb制作・コンサルをしている高橋です。
フリーランス時代から法人化して、かれこれ7年近くになり、ゼロイチを何度も失敗しながら、マーケティングにのめり込んでいった私です。
近年、プログラミングができなくても、webサイトが簡単に作成できるツールが増えてきました。
しかし簡単とはいえ、イチからサイトを作ろうと決めた方の多くは3ヶ月くらい時間を要したり、完成後に運営が上手くいかず、利用していないということも少なくありません。
なぜ失敗してしまうのでしょうか?
「web制作を成功に導く、最新マニュアル」として初めてwebサイト制作を検討する方向けに、この記事を書いています。
最後に特典もあるので、ぜひご活用ください。
webサイト制作を失敗するたった一つの理由
そもそもwebサイトに期待することはなんでしょうか?
多くの人が集客や顧客との接点作りの場所とお答えになるのではないでしょうか。
目的は明確なのにも関わらず、webサイト制作が失敗に終わる理由は「web集客に関する知識がない」ためです。
webサイトには運営次第で、集客を自動で行ってくれる可能性のあるツールです。
しかし実際サイト制作に取り掛かってみると、集客の導線作りやコピーライティング、デザインの良し悪しが分からないまま進めてしまうことが多々あります。
これは外注する場合も同様です。
フリーランス、web制作会社の中には”制作するだけ”という方針のところも少なくありません。
参考サイトなどから雰囲気のいいデザインを依頼者側が選び、文言も全て考えなければならないということがあります。
もちろんweb知識があれば、制作だけお願いしても良いのですが、初めての方には非常にハードルが高いです。
webサイトが持つ可能性を最大限活かす
現在オンライン集客が主流になり、テレアポや訪問営業などのPUSH型の集客ではなく、
顧客から直接お問合せいただくPULL型の集客のためにwebサイトを利用される方がほとんどです。
webサイトは完成すれば、すぐに顧客が集まるという事はありません。
webサイトはオンライン集客の中心に位置付けられます。
顧客が購入するまでの流れを下図に載せてみました。

オレンジ部分がwebサイトが登場する箇所になります。
ご覧頂いた通り、集客の流入先として利用されていたり、まだ商品を購入していない見込み客を説得(教育)するためのコンテンツ配信用として利用されています。
他にも利用方法はいくつもありますが、”集客”や”案件化誘導”、”売上向上”を語る上で、非常に重要な位置にwebサイトがあることが分かると思います。
また、どのような使い方でもあってもwebサイトの目的は「顧客を逃さず、訴求させる」ということに注力することが重要です。
webサイト作成の際には、この目的と流れを理解した上で、
サイト内でどのように顧客を誘導していくかが、サイトの明暗を分けます。
web制作依頼する際に、依頼者側が考えること
前回、web制作依頼時に気をつける重要な3つのポイントを記事にしています。
ここではさらに依頼が既に決定している方向けに、web制作依頼の裏側をお話します。

依頼者がしなければならないこと
web制作には大きく分けて、「webデザイン」と「UI/UXデザイン」の2つのデザインがあります。
webデザイン
・ビジュアル要素を重要視
・インパクトや洒落感、メッセージ性を求めるサイト
・ブランディングなどでも利用される
UI/UXデザイン
・ユーザー目線を重要視
・ユーザーをCV(訴求)させることを考える
・ユーザー行動心理に関する知識が必要
webサイト制作で集客が上手くいかない理由に、webデザインにこだわった結果、
顧客の導線作り(UI/UXデザイン)ができておらず、ただオシャレなサイトで終わったということが非常に多いです。
依頼者はまず目的を明確にした上で、どこをweb制作会社に期待するかを考えておく必要があります。
例えば、web知識があり、コピーライティングも得意な方は、
webデザインに強い企業にお願いし、導線作りやUIなどは自分で考えることもできます。
しかし日々の業務が忙しく、サイト制作に時間を割けられないという方がほとんどだと思います。
その際は外注先がマーケティングに詳しいか?
UI/UXを重要視し、顧客行動を考慮したwebサイトを作れるかを判断し、依頼するのがいいでしょう。
もし価格だけにこだわって制作を依頼すると、画像素材集めや文言、デザイン案などは全て自分たちだけで用意しなければならないということが起きてしまいす。
価格と納期について
web制作費用はピンきりです。
10万円から1,000万円規模まで振り幅があり、依頼先を悩ませている理由でもあります。
ではこの金額の差はどこから来ているのでしょうか?
webサイトの中には、機能が豊富でセキュリティ対策もされている、エンジニアの能力が高いと
評価されるサイトもあります。
しかし一番の金額差の理由は、制作会社のマーケティング力と言えるでしょう。
すごく安直に言ってしまうと、サイトを作るだけなら初心者でも可能ですが、
集客力をもつサイトを作れる人は誰でもというわけではありません。
先程少しお話した、UI/UXデザインを含む、ユーザー行動を考えるというのは、
良いwebサイト作りにとっては大前提です。
繰り返しにはなりますが、サイトを外注する際には、担当者がマーケティング知識を持っているか?
を考えておくことは非常に重要です。
また納期についてですが、納期はおおよそ2ヶ月は少なくとも見積もっておいた方がいいでしょう。
それこそ作るだけなら、フリーランスにお願いすれば1ヶ月かからずに完成させられます。
しかし調査・分析・戦略立案から始められる企業であれば、完成までに2ヶ月を要するのが普通でしょう。
人で選ぶのも1つの方法
初めてのwebサイト制作で予算も限られる場合、選択肢も多くないため、よい外注先を見つけるのは難しいかもしれません。
しかし価格だけで選んでしまうと、制作中から制作後にかけて、問題が起きるのは業界ではあるあるです。
事前の打ち合わせでしっかりと目的と期待することを伝えましょう。
それに対して担当者がどのようなアプローチをしてくるのかを見極め、判断すると良いです。